家の購入時に利用する住宅ローンには、フラット35や銀行から借りる民間ローンなどさまざまな種類があります。
さらに、住宅ローンの組み方にもいくつかの種類があり、共働き世帯であれば「ペアローン」を勧められることもあるでしょう。
そこで今回は、ペアローンの特徴やペアローンを利用するメリットとデメリットを解説します。
家の購入時に知りたいペアローンの特徴
ペアローンとは、1つの不動産に対してローンの契約者が1人ではなく、2人となる住宅ローンのことです。
ペアローンが勧められるのは、主に共働きの夫婦など2人に十分な収入がある世帯です。
通常の住宅ローンでは、サラリーマンなどで収入を得ている世帯主が1人で契約を結びます。
しかし、ペアローンでは世帯主以外に配偶者などもう1人も契約を結ぶため、融資額も2倍近くになるのが特徴です。
1人が契約する一般的な住宅ローンでは手の届かない高価格帯の不動産でも、ペアローンを利用すれば比較的簡単に購入できます。
ペアローンの利用条件は金融機関によって異なりますが、夫婦以外にも婚約者や親子で組めるものもあります。
家の購入でペアローンを利用するメリット
ペアローンを利用することのメリットは、一般的な住宅ローンと比較して借り入れ額が増える点です。
具体的な借り入れ額は契約者の年収などの条件によって異なりますが、どちらも正社員の夫婦などであれば、1人で組む場合と比較して2倍近くを融資してもらえるケースもあります。
また、住宅ローン控除の減税制度を2人それぞれが利用できるのもメリットです。
住宅ローン減税とは、年末時点でのローン残高の1%を所得税から最大13年間控除できる制度で、ペアローンの契約者が2人とも申告すればまとまった節税につながります。
家の購入でペアローンを利用するデメリット
ペアローンのデメリットとなるのは、契約にかかる手間や費用が2倍になる点です。
契約書に必要な印紙代や不動産登記の際の司法書士手数料などは、契約者それぞれに必要となります。
またペアローンを組むと、2人それぞれが団体信用生命保険に加入できるのはメリットですが、どちらかが死亡した場合に片方のローンが消えない点もデメリットといえるでしょう。
万が一の場合に備えるならば、どちらかが死亡した場合に両方のローンがなくなる「連生団信」の利用を検討してみてください。
このほかにも、どちらか片方が失業や退職で返済が滞るリスクや、離婚によるトラブルが発生しやすい点もペアローンのデメリットです。
まとめ
ペアローンとは、共働き夫婦などがそれぞれ契約者となる住宅ローンのことです。
融資額が増える点や住宅ローン減税を2人ぶん利用できるのはメリットですが、手間や費用などが2倍になる点はデメリットとなります。
購入したい不動産の価格やペアローンのリスクを考慮したうえで、最適な住宅ローンを選びましょう。
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